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DATE : 2025/09/03 (Wed)
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DATE : 2007/03/09 (Fri)
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伝統的な街並みを残しているところは各地にある。
ここ、秋田県角館もその一つ。

確かに保存されている街並みは圧巻だが、
僕が好きなのは、
そういう所より、
周辺がだんだんと「街」として成長していくところだ。

例えば、周辺のコンビニで道を訪ねた時、
丁寧に教えてくれたり、
地図を描いてくれたり、
言わば「おもてなし」が上手になってくること。

やがてそれはお洒落な店ができてきたりと、
だんだんと広がる見えないプロセスがとても素敵なんだ。

ちょっとだけ、観光地を巡るだけはなく、
周辺にも足を延ばして、
まちづくりのタネを見つけに行ってはいかがですか?
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DATE : 2007/03/09 (Fri)
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赤谷の鉱山から産出された鉄は、
ガタゴトと揺られながら単線の線路を下り、
日本海側の都市まで運ばれていた。

旧国鉄赤谷線沿いにある、
雪深いこの小さな集落。

ここ中々山は、
ムラを歩くと、
至るところで水の音が聞こえる。

山から湧き出たばかりの水を利用し、
人々は雪を融かしたり、
野菜を洗い、
身体を潤す。

その水は農作物にも、
豊かな恵みを注いでいる。

集落の入り口に、
地蔵堂がポツンと建っている。

集落の人たちに大切に守られ、
冬の祀りのときは、
よそから来た者にも、
蕎麦もふるまわれる。

そんな人々の温かさは、
冷たい夜の雪をも融かす。

DATE : 2007/03/06 (Tue)
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先にも触れたが、
ここ佐比内はかつて金山があった。

金山の工夫の中には、
キリスト教信者(隠れキリシタン)もいたそうだ。
写真はその隠れキリシタンたちのお墓なのだが、
民家のすぐ軒先にある。

この山の斜面には、
他にも多く、小さな墓標が並んでいる。


私たちが、「今、ここにある」のは、
やはり先人たちの努力の賜物に他ならない。

多くの人たちの苦労や犠牲の上に、
今の私たちが立っているとも言える。

まちづくりを考える時に、
そのことは決して忘れてはならない。


・・・佐比内に行く前、
同じ町内にある山王海ダムにも立ち寄った。
景色も素晴らしいし、
人造湖とはいえ、
周辺にはまだまだ自然が大切に残されている。

その途中にも、小さな慰霊碑が建っていた。
ダム建設に携わった方で、
不幸にも、事故に遭った方への慰霊碑だった。

普段当たり前のように見える景色でも、
素晴らしい景色でも、
そして生活のための水源確保でも、
やはり、今の私たちのために、
多くの犠牲があったのだ。

そのことを忘れずに、
感謝を込めて街を見ると、
いつもと違った景色が見えてくるはず。

DATE : 2007/03/04 (Sun)

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佐比内金山太鼓は、地域振興の取り組みの一つとして
小学校開校130周年記念行事としてはじめて生まれました。

20年前、地域の歴史を太鼓の音色に乗せて、
この山々に囲まれた小さな集落で、
次代を担う子どもたちに伝えていこうという取り組みが生まれたのです。

一般に太鼓というと、祭り囃子を思い浮かべますが、
現代風に作られた音楽です。

この特徴は、「魅せる」というところに重きを置いているのでしょうか。

伝統保存の取り組みは各地で見られますが、
この金山太鼓は、佐渡の「鼓動」と同じような新しい伝統を作ろうとしています。

毎年8月14日には、佐比内小学校で、
地域総出でライヴが開かれます。

皆さんプロの音楽家ではないのですが、
地域の魅力を魅せるプロでした。

一見の価値ありです。

http://www.echna.ne.jp/~kinzan/kinzan.htm


DATE : 2007/03/01 (Thu)
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他所の話ばっかり書いていたんじゃ申し訳ない。

地元伊勢原にも素敵なところがたくさんある。

ただ、いつも暮らしていると「当たり前」すぎて、
その魅力がわからなかったりする。

ここ日向薬師も地元民にとってはそういうところの一つかもしれない。

バスの終点から少し歩くと、
すぐに参道にたどり着く。

木々に囲まれながら、
小さな山門をくぐると、
そこはまるっきり都会の喧騒を離れた異空間になる。

都心から50kmの距離にして、
桜や紅葉はもちろん、
一年中自然が楽しめるスポットだ。

鹿、ウサギなどの野生動物も、
時折顔を出してくる。
(去年は熊が出たと大騒ぎになったが・・・)

こういうとこって、
次の世代にもつなげていきたいもんですね。

DATE : 2007/03/01 (Thu)
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見渡すばかりの菜の花畑。
遥か彼方から飛来する渡り鳥たち。

ここは、生ける物にとってオアシスなのかもしれない。

そんな地を大切に守ろうとしている人たちも多い。

その中の一つ、あるNPOが福島潟で獲れたお米で、
「みんなで朝食を食べる」活動をしている。

題して「かたごはん」。

食に対する意識が上がっている中で、
とても素敵な試みだと思う。

「食」には全てが集約されているしね。

ネットワーク福島潟
http://www5e.biglobe.ne.jp/~hishikui/2005/event/katagohan2005/katagohan.html

DATE : 2007/02/28 (Wed)
kurosaki.jpg







新潟市の白山神社の前から燕市まで、
中之口川沿いにかつて小さな鉄道が走っていました。

僕が初めて新潟の地に足を踏み入れた時には、
もうすでに廃線になった後でした。

そこに鉄道が走っていたことを知ったのは、
新潟大学に入学が決まり、
これからの新居を探しに来た際、
宿泊した旅館にあるギャラリーで、
偶然一冊の写真集を見つけたことからでした。

そこには、
カメラのファインダーを通してみた、
人々の営みや古きよき新潟の情景が
たくさん映し出されていました。

ちいきの魅力はもちろんのこと、
撮影者の、その地に育った誇りがたくさん詰まったこの写真集、
僕はすぐに手に入れたくなりました。

後日、人伝いにようやく作者の家を教えていただき、
無事写真集を買うことができました。
それは、自分の分と、大切な人の分と、
心配をしているであろう両親の分、3冊も買ってしまいました。

「これから僕が行く新潟って、こんなところだよ」って。



突然訪ねていった僕をあたたかく迎えてくださった奥様。
残念ながらご本人にはお会いできませんでしたが、
そのときも、新潟の人たちのあたたかさを感じたのを、
今でも鮮明に覚えています。

それからしばらくして、
僕も写真を撮るようになりました。

「相手を表現することで、関係作り」
・・・これはまちづくりの先輩に教わった言葉です。

今では僕の大切なツールの一つになっています。


こんなに素敵な写真集、
皆さんにも知ってほしいと思います。

捧武(ささげ たけし)写真集 「電鉄浪漫」

DATE : 2007/02/28 (Wed)
azumanesan.jpg










水は昔から命と同じくらい、
大切なものだった。

歴史的に見ても、
その水をめぐり人々の間で争いも絶えなかった。

いつもは穏やかな景色に見えるその地も、
もちろん例外ではない。

ただ、天から与えられたその水は、
今でも多くの恵みをこの地にもたらす。

ここで汲んだ水でコーヒーを沸かし、
りんご畑に腰を下ろして、
景色と一緒にご馳走になる・・・、
そんな贅沢をしたいものです。

DATE : 2007/02/28 (Wed)
utinosakyuu.jpg








前にも書いたが、
新潟は低地がとても多い。
その間を何本かの砂丘が
低地の間を縫うように走っている。

長い年月をかけて形作られる砂丘は、
水害に遭いにくい土地として、
また、低地にある潟を埋め立てするのに重宝された。

さらに昭和39年の新潟地震を境にして、
一番海側にある新しい砂丘地帯に、
数多くの住宅地が作られ、
その本来の姿は失われつつある。

だが今でも、
砂丘の東西に端には、
昔ながらの姿が残っている。

すいか・だいこん・たばこが多く栽培され、
松の木に絡まるように藤が見事な彩りを魅せる。

時折、鶯がやさしい声をそっと聞かせてくれる。

新潟を訪れたら、
パンフレットにも紹介されないこの魅力を
ぜひ皆さんにも味わって欲しい。

DATE : 2007/02/28 (Wed)
sizutajinnjha.jpg








新潟駅から越後線に揺られて25分。
内野駅がある。
かつては街の代表駅で、
紡績工場や新潟大学への玄関口として賑わった駅前。

しかし時代とともにその役割は終わっている。

昨年までこの街には酒蔵が4つあった。
有名な越の寒梅も、一時水をこの地に汲みに来たほど、
良質な水が湧く地でもある。

ここは水に由縁がある地だけに、
珍しい「蛇の神さま」が祀られている。

昔から蛇の身体は「川の流れ」と喩えられ、
大切にされてきた。

このような天気のいい日に近くのあぜ道を歩くと、
今でもたくさんの蛇に出会う。

そんな穏やかな時間が流れる街が、
ここ内野である。


僕もかつてこの景色を見て、
「この街に住む」決意をした。
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