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DATE : 2025/09/03 (Wed)
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DATE : 2008/12/12 (Fri)
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厳しい北風にさらされながらも、
草の大地にしっかり根をはり、
深海のように青い天に包まれる、
たった一人の空間。

岩手、姫神、早池峰らが、
闇の中でしっかりとこちらを見つめている。


「人間」という不可解な存在が、
ここでならはっきりと理解できることだろう。

風と空と山々が、
そっと何かを話しかけてくれている。

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DATE : 2007/12/18 (Tue)
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古くから信仰されている大山。
新宿から一時間で来れるアクセスのよさがここの強みだ。

かねてから豆腐や駒で有名だったが、
近頃は新しい土産物の工夫や、
地元商店街が協力し「絵灯篭まつり」なども開催されている。

ただ、観光客の多くは、
登山口であるケーブルカーの駅までバスを利用するのだが、
ちょっと脇道にそれると、
昔ながらの谷戸の風景に割と簡単に出会える。

道端には道祖神がひっそりと佇み、
旅の情緒を味わい深くしてくれるのだ。

竹やぶを抜ける小さな川の源流もいい。
ときどき、鹿などの野生動物にも会える。

観光地図にないあなただけの名所、
ぜひ探してみてはいかがですか。









DATE : 2007/12/17 (Mon)
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日本一の大河・信濃川が運んできた土砂は、
新潟の地に見事な砂丘を作り上げた。

人々は水害に遭わない砂丘を利用し、
作物を耕し、
そして派手さはないが、
豊かな営みを繰り返してきた。

根から曲がるほど日本海側の季節風は厳しいが、
穏やかな春から秋にかけて、
砂丘は見事な彩りを持つ。

白いキャンバスの上に、
色とりどりの緑色がこぼれる。

鳶が大空をゆっくりと舞う。

こんな贅沢な絵画展、
世界中どこにもない。

ワインを片手に、
ぜひ訪れてみてはいかがかな。

DATE : 2007/12/17 (Mon)
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岩手大学に程近いこの池は、
学生たちの散歩コースになっている。

付近には学生向けのアパートが立ち並び、
本を片手に歩く学生の姿も時折見かける。

時代は変われども、
数多くの文人たちを優しく見守ってきた。

どんなに優れた先人たちにも、
若かりし思い出の地。


もしあなたの身近に、
言うことを聞かない若者がいようとも、
ちょっとだけ自分の若かりし頃を思い出して欲しい。

「自分もそうやって育てられてきたんだよね」って。

DATE : 2007/12/16 (Sun)
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北国・岩手と言えども、
とにかく広い。

南部藩の中心であった盛岡から2時間、
ようやく三陸の小さな漁村に着く。

途中の北上山地まで、
すっかりと冬景色なのだが、
ここ三陸の地は、
少しゆっくりと四季が流れる。

冬場にも関わらず、
太平洋に面したこの海は穏やかだった。

どことなく優しいこの海は、
多くの生き物だけでなく、
人々へ豊かな恵みをもたらしている。

DATE : 2007/08/05 (Sun)



映画「阿弥陀堂だより」の舞台となった飯山。

山の斜面に張り付くような集落。
スピードを落としながら車を走らせる。
すれ違う集落の人々に会釈をしながら、
そうっと通りたい。

やがて小さな神社の脇にある集会場に行き着き、
そこで車を停める。

「素朴」という言葉が似合う小道を登っていくと、
おウメばあさんの家はある。

千曲川を見下ろす阿弥陀堂は、
「四季」折々のダイナミズムを感じることができる。

道端の石仏が、
あたたかく私たちを迎えてくれた。


何時間いてもいい。
そう感じられる場所である。

ぜひ足を運んでみて欲しい。


DATE : 2007/08/05 (Sun)



佐比内地区の山を眺めて歩いていると、
ところどころに石が並んでいるのに気づく。

墓石である。

かつてここは金山があったことで有名だが、
貧しかった東北のこの地において、
金の産出は人々に夢を与え、
各地から大勢の人が集まったのである。

おそらく鉱夫であろう墓標の名前に、
時折珍しい(失礼だが)名前を見つけることができる。

ユダヤやヘブライ語に語呂を合わせた、
キリシタンの墓である。



墓というとどうしても暗いイメージが先行しがちだが、
ここ佐比内にある墓は少し違う。
みな慎ましやかに、
そして今を暮らしている人たちを見守るよう、
そっと佇んでいるのだ。


DATE : 2007/08/05 (Sun)



国道4号線を北上し、
紫波町に入るとしばらくして左手に小さな沼がある。

「昔はもっと大きかった」、
「池に氷が張って、スケートもできた」
と近くに住む人たちは言う。

池のほとりに平泉・中尊寺から移植されたハス畑がある。
このハスはただのハスじゃない。
中尊寺に安置されている藤原氏の棺桶の中から発見されたハスの種子を、
バイオテクノロジーによって発芽させたものの末裔である。

宮沢賢治をはじめ、
東北人の世界観にはただただ脱帽するばかり。

DATE : 2007/03/11 (Sun)
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水の話ばかりだが、
そんな水から大切なお米を守る文化が育ったのも、
この新潟ならではである。

ほんの最近まで、
ここ新潟の田んぼは「葦沼」と呼ばれるくらい、
首まで浸かる泥田であった。

水はけの悪いこの地を救ったのは、
先人たちの苦労と、
農業土木である排水技術、
そして品種改良で生まれたコシヒカリである。

それが米どころ新潟を形成したのだ。

苦労して作られた米だけあって、
モノを「大切にするココロ」がこの地に深く根付いている。

新しいモノが溢れるこの時代、
ここにくると、
そういった文化の片鱗に触れ、
「はっ」と何かを思い出すことが多い。

蔵は、町中のあちこちで見られる。

ぜひ一度、足を延ばして訪れて欲しい。


DATE : 2007/03/09 (Fri)
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伝統的な街並みを残しているところは各地にある。
ここ、秋田県角館もその一つ。

確かに保存されている街並みは圧巻だが、
僕が好きなのは、
そういう所より、
周辺がだんだんと「街」として成長していくところだ。

例えば、周辺のコンビニで道を訪ねた時、
丁寧に教えてくれたり、
地図を描いてくれたり、
言わば「おもてなし」が上手になってくること。

やがてそれはお洒落な店ができてきたりと、
だんだんと広がる見えないプロセスがとても素敵なんだ。

ちょっとだけ、観光地を巡るだけはなく、
周辺にも足を延ばして、
まちづくりのタネを見つけに行ってはいかがですか?
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ただの放浪癖のあるオヤジです。
ここからは、HPには飛べません。
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